こんにちは、ホットクックで遊ぶたろすけさん家です。
材料を入れてボタンを押すだけで料理ができあがるヘルシオホットクック。家事の負担を減らしたい方にとっては憧れの調理家電の1つですよね。
ただ、いざ購入を考えたときに悩ましいのが、サイズ選び。
1.0L、1.6L、2.4Lと3種類あるなかで一体どれにすればいいのか、困っている方もいるかと思います。
そこでこの記事では、ホットクック歴5年目・2台体制でフル稼働している超ヘビーユーザーの視点で、ホットクックのサイズの選び方について紹介してみます。サイズを選ぶ際の参考になれば幸いです!
ホットクックには3つのサイズがある

まずは前提として、ホットクックのサイズバリエーションから整理しましょう。
(もう知ってるよ、という方は適宜お読み飛ばしください!)
ホットクックには、1.0L、1.6L、2.4Lの3つのサイズが用意されていて、作れる量だけでなく、メニューの数や機能にも違いがあります。それぞれの主な仕様を表にまとめたのでご覧ください。
※1.0LはKN-HW10G、1.6LはKN-HW16H、2.4LはKN-HW24Hを出典としています。
容量 | 1.0L | 1.6L | 2.4L |
---|---|---|---|
目安人数 | 1〜2人 | 2〜4人 | 2〜6人 |
満水容量 | 2.0L | 3.4L | 4.7L |
重量 | 約3.7kg | 約5.2kg | 約6.5kg |
外形寸法(cm) | 幅22×奥行30.5×高さ24 | 幅33x奥行28.2×高さ24 | 幅34.5×奥行30.5×高さ25.6 |
定格消費電力 | 350W | 600W | 800W |
自動メニュー数 | 86 | 157 | 172 |
炊飯 | 最大3合 | 最大5合 | 最大5合 |
麺類(乾麺) | 最大150g | 最大250g | 最大400g |
備考 | かき混ぜ棒が1本 | もっとクック対応 |
ご覧のとおり、サイズによって結構な差があるんですよね。
特に、作れるメニュー数の差は大きいと思っていて。サイズが大きいほど多彩なメニューに対応できる点は、検討時には絶対に押さえておきたいポイントです。具体例を挙げると、アクアパッツァや魚の煮付けあたりでしょうか。2.4Lならお魚一匹まるまるで作れますが、1.0〜1.6Lサイズでは切り身にしか対応していません。

また、1.0Lでは乾麺を150gまでしか調理ができないのもネック。パスタを1人100g食べられないので、2人暮らしでもちょっと不足を感じる可能性があります。
公式情報として「何人用」的な標準設定こそありますが「2人暮らしだから一番小さいので十分」とはならない場合もある点は、しっかり把握しておきましょう。(詳しくは後述)
なお、そもそもホットクックって何が作れるの?という方は、全自動調理メニューの一覧をざっと流し見するのがおすすめです。対応サイズも載せていますので、参考にしていただけるかと思います!

後悔しない!ホットクックのサイズ選び5つの観点
では、ホットクックのサイズ選びで後悔しないために、どのようにサイズを選べばいいのか。
以下、5つの観点にまとめましたので、それぞれ詳しく紹介します!
観点1:家族の人数・必要な食事量
まず1つ目は、ご家族の人数や必要な食事量です。
当たり前ですが、家族の人数が多かったり、大食いの人がいれば、一度に作る料理の量も増えますよね。小さなホットクックではまかなえませんので、おのずと大きなサイズを選ぶのがおすすめということになります。
シャープの公式情報では、1.0Lは1~2人用、1.6Lは2~4人用、2.4Lは2~6人用と定義されています。私も基本的には、この基準は妥当と思っていますが、前述のとおり「2人暮らしだから一番小さいので十分」とはならないケースもありますので、このあとお伝えする別の観点もあわえて検討するようにしてください。(逆に、普段からあまり量を食べないご家庭であれば、小さめのサイズでも十分な場合もあります!)
観点2:ホットクックの用途

次に、ホットクックをどんな用途で使いたいかも考えておきましょう。
例えば、その日のおかず作りだけでなく「作り置き」をたくさんしたい場合には、2.4Lサイズが圧倒的に便利です。というのも1.0〜1.6Lだとどうしても一度に作れる量が限られてしまい、何度もホットクックを動かす必要が出てしまうからですね。なので、一番大きな2.4Lを導入し、煮物や炒め物などをたっぷり作って数日分の食事にするのも方法だと思います。
それから、炊飯器としてもホットクックを使用したい際も、大きめのサイズの方が間違いなく便利です。(5合まとめて炊けるのは2.4Lだけです)
一方で、パンやスポンジケーキなど、ある程度の「高さ」を出して仕上げたい料理を多く作る際には、小さなサイズの方が有利になることもあります。2.4Lは内鍋の底面積が大きくなってしまうため、ケーキの高さが低くなってしまうんですね。
また、あまりいろんなメニューを作りたいわけではなく「ちょっと汁物だけ任せたい」「簡単に一品だけ作ってもらえれば十分」という場合も、小さなサイズで事足ります。
このあたりは、何をホットクックで作りたいか次第です。どういう使い方をするのかも想定しつつ、サイズを選ぶようにしましょう。
観点3:ホットクックの機能
3点目はホットクックの機能です。
上述のとおり、ホットクックはサイズによって対応しているレシピ数や機能が異なります。主なところをまとめると以下のとおりです。
サイズ | 特徴 |
---|---|
1.0L | ・かき混ぜ力は弱め(アームが1本) ・基本の自動調理メニュー数は86品 |
1.6L | ・かき混ぜのアームは2本 ・基本の自動調理メニュー数は157品 |
2.4L | ・かき混ぜのアームは2本 ・別売パーツ「もっとクック」が使用できる ・1.0L、1.6Lより火力が強い ・基本の自動調理メニュー数は172品 |
こう書くと、別売パーツの「もっとクック」が気になるところかと思いますが、シンプルに「作れるメニューの数が違う点」や「かき混ぜ力や火力に差がある点」に着目しましょう。ホットクックは、基本的に「大は小をかねる」ことが多いです。トータルでみると結局、2.4Lを選んでおけばだいたいのことができる…ということになります。いろんな機能を使いたいという場合には、2.4Lが有力候補になりますね。
ちなみに、「もっとクック」とは、強化版かき混ぜ棒(正確にはまぜ技ユニットといいます)のこと。棒の先がヘラ型になっていて、ムラなく混ぜられるというものです。…が、これからはじめてホットクックを導入される方は、もっとクックのことはあまり気にしなくて大丈夫です。ホットクックを購入して、使い慣れてきた頃に検討するパーツとして考えておくと良いと思います。もし気になる方は以下の記事をどうぞ。

観点4:キッチンのスペース

では「2.4Lなら万事OK」かというと、そうとも限りません。
ホットクックはそれなりの大きさがある調理家電。特に2.4Lサイズはかなり大きいため、十分な設置スペースが確保できるかを確認してから購入しないと、置き場がない!なんていうことにもなりかねません。以下も参考に、よくよく採寸・確認をした上でサイズを決定するようにしてくださいね。
サイズ | 寸法(cm) |
---|---|
1.0L | 幅22×奥行30.5×高さ24 |
1.6L | 幅33x奥行28.2×高さ24 |
2.4L | 幅34.5×奥行30.5×高さ25.6 |
なお、ホットクックの上部からは蒸気が出ます。上にもある程度の空間が必要ですので、キッチンボードなど棚に設置する場合は、蒸気がこもらないように注意してください。
観点5:予算
最後に予算です。
あくまで参考程度ですが、2025年1月現在の新品の相場としては1.0Lは〜4万円、1.6Lは約5〜5.5万円、2.4Lは約6万円〜程度です(価格は販売店や時期によって異なります)。
2.4Lは大きい分、もっとも価格が高い傾向にあります。また消費電力についても2.4Lは800Wが定格のため、ランニングコストもややアップします。(ちなみに1.0Lは350W、1.6Lは600W)
安い買い物ではないので、予算と必要な機能のバランスを考慮して選ぶようにしましょう。
ちなみに以下の記事で安くホットクックを入手する方法をまとめています。よろしければ参考にしてみてください。

結局、各サイズどんな人におすすめなの?

「うーん、結局どのサイズにしたらいいの?」という方へ。
最後に端的に要点だけまとめてみました。参考になれば嬉しく思います。
ホットクックの1.0Lサイズはこんな人におすすめ!
- 1〜2人暮らしで、家族もあまり量を食べない人
- 汁物やおかずをちょっとだけ任せられれば十分な人
- キッチンのスペースが限られている人
- とにかく予算を抑えたい人

ホットクックの1.6Lサイズはこんな人におすすめ!
- 2〜4人暮らしで、食事の量が一般的な人
- 汁物やおかずをメインとしつつも、いろいろな料理も楽しみたい人
- キッチンのスペースが限られている人
- 予算は抑えめにしたい人

ホットクックの2.4Lサイズはこんな人におすすめ!
- 2〜6人暮らしで、食事の量が多い人
- 作り置きをたくさんしたい人
- 炊飯器としても使いたい人(5合炊き可能)
- いろいろなメニューを作ってもらいたい人
- 別売パーツ「もっとクック」を活用したい人
- キッチンのスペースに余裕がある人
- 予算に余裕がある人
ぴったりのホットクックのサイズを見つけよう
今回は、ホットクックのサイズ選びについてお伝えしてみました。
ホットクックのサイズを選ぶ際は、単純に作る量だけでなく、ご家庭の状況や用途なども踏まえて選ぶのが大切。ぴったりのサイズが見つかれば嬉しく思います。
それでは楽しいホットクック生活を!
ちなみに:予算があわないときは
なお「ホットクックは欲しいけれど、予算が合わない…」という方には、家電のレンタルサービス「Rentio」がおすすめです。Rentioなら、ホットクックを一定期間レンタルして、使い心地を試すことができます。実際に使ってみて、サイズ感や機能に納得してから購入を検討できるので安心です。月額制で、好きな期間だけ利用できるプランもあるので、まずは気軽に試してみてはいかがでしょうか?
詳細は以下の記事で詳しくまとめています。気になる方はチェックしてみてくださいね。
