こんにちは。ホットクックで遊ぶたろすけさん家です。
材料を入れてボタンを押せば、あとはほったらかしで美味しい料理ができあがるヘルシオホットクック。とても便利に思う一方で、ほったらかしができるゆえに「料理が腐って食中毒になるリスクがあるんじゃないか」と心配になりますよね。
そこでこの記事では、ホットクック歴5年目・毎日2台をフル稼働のヘビーユーザー目線で、ホットクックの食中毒リスクについて語ってみたいと思います。
ホットクックで食材が腐らないのか、食中毒にならないのか心配…という方の参考になれば幸いです!
ホットクックは通常使用する限り食中毒のリスクは少ない
ホットクックといえば「ほったらかし」。食材と調味料を入れて、ボタンをピッとするだけで一品できるのはもちろん、最大15時間の予約調理*まで放置でできてしまいます。(*2024年発売のKN-HW24H/16Hの場合)
たしかにすごい。とはいえ、食材を鍋の中に放置するわけですから、当然食材が腐ったり傷んだりしないのかと不安になりますよね。
でも、結論をお伝えすると、ホットクックは普通の使い方をする限り、そうそう料理を腐らせたり食中毒を引き起こしたりする心配はありません。少なくとも我が家は丸4年以上、毎日のようにホットクックを利用していますが、一度も食中毒を起こしていないです。
では、どうしてホットクックは腐敗や食中毒のリスクが少ないといえるのか。まずはその理由から見ていきましょう。
ホットクックは複数のセンサーで調理を管理している
まず1つ目が、ホットクックのセンサー管理機能。そう、実はホットクックには、以下のような複数のセンサーが付いているんですね。
- 食材の火加減を見張る「温度センサー」と「蒸気センサー」(上図)
- 「まぜ技ユニット(自動かき混ぜ棒)にかかる負荷のセンサー」
技術者ではないので詳しくは述べられませんが、要するに、これらのハイテクなセンサーが食材の加熱具合をリアルタイムで検知して、常に最適な調理を施してくれる…ということです。だから、食材にムラなく火が通り、食中毒の原因になる菌も増えにくくなっているんですね。
予約調理でも腐らないように工夫されている
もう1つが「最大15時間の超ロング予約調理機能」。こちらにも、実は食材を腐らせない、ハイテクな工夫が取り入れられています。
食中毒の原因菌の1つに「ウェルシュ菌」というものがありまして。カレーなどの煮込み料理を常温保存していると増殖するという厄介なやつなんですが、このウェルシュ菌が増えるのが、12度~50度の間と言われているんですね。なので当然、冷蔵庫ではなく常温環境で15時間も放置すれば、食中毒リスクは大きく跳ね上がることになります。
で、ホットクックはこれに対して、下の図のような工夫をしています。
このようにホットクックの予約調理は、すぐに加熱を済ませてから、雑菌が増えない温度で食材をキープし、設定時間になったら仕上げる設計になっているんですね。つまり、食中毒の原因菌が増えやすい温度帯を避けて料理を保存してくれるというわけです。(なんてかしこい…)
こんな感じで、ホットクックは予約調理でも食材の温度をしっかり管理してくれるので、暑い夏の時期でも食中毒のリスクが少なく済むんですね。
このあたりは動画でも解説していますので、よかったらご覧ください。
ホットクックで食中毒が起こりえるケースと対策
そういうわけで、ホットクックは優秀なので、普通に使う分にはそうそう食中毒や料理が腐る心配はほぼないと言っていいと思います。
が、しかし「絶対に安全」とは言い切れない側面ももちろんあります。ということで、ここからは、ホットクックで想定されうる食中毒リスクと対策について、4つほど紹介してみます。
1:雑に「低温調理」をした場合
まず1つ目のリスクが「低温調理」ですね。具体的には、サラダチキンといった料理をする際です。
いわずもがな、生の鶏肉には、人体によろしくない菌がたくさんついています。なので、サラダチキンを作る際には、しっかりレシピの手順を守って進めねばならないのですが、これを無視して雑に低温調理してしまうと、ホットクックといえども食中毒のリスクが高まります。(実際に、公式レシピでもサラダチキンなどの低温調理では、手順を守るよう注意書きがなされています)
サラダチキンに限りませんが、低温調理は加熱温度も低く、リスクが高い調理法です。しっかり手順を守り、かつ内鍋などのパーツをアルコールで消毒するなどの対策を取る必要がある旨は事前に押さえておきましょう。
ちなみに我が家では、低温調理をする際は、内鍋や内ぶたにパストリーゼをシュッシュと一吹きしてから行うようにしています。
なお、ホットクックで作るサラダチキンは絶品。個人的には、市販のものが食べれなくなるくらい美味しいので、ぜひしっかり衛生管理をしたうえで、チャレンジしてみてください。動画もあるのでよかったらどうぞ。
2:ホットクックが不衛生な状態になっていた場合
2つ目は、ホットクックが不衛生な状態になっていた場合です。
例えば、調理完了後、保温をせずにそのまま常温で放置をし続ければ、ホットクックの庫内で料理が冷めはじめ、不衛生なことになってしまいます。料理を腐らせないためにも、調理が済んだあとは、すみやかに料理をいただくなり冷蔵保存するなり、もしくは保温するなりをしておいたほうが良いですね。
また、ホットクック自体の衛生環境もあります。ホットクックには以下のとおり、様々なパーツがついています。
- 内鍋
- まぜ技ユニット
- 内蓋
- つゆ受け
- 蒸気口
- 蒸しトレイ(蒸し板)
直接料理に接しないものもありますが、水滴がつたって料理に落ちる可能性もあります。いくら加熱するとはいえど、長く洗わずに使い続けていれば、雑菌等が繁殖してリスクが高まらないとも言い切れません。
ホットクックを使用したら、毎回パーツは洗剤で洗い、清潔を保つようにしましょう。
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3:ホットクックが故障した場合
次に考えられるのが、ホットクックの故障です。
前述したとおり、ホットクックは複数のセンサーで細かく温度管理をしてくれる精密な調理家電。だから、こそ食中毒リスクも抑えられるのですが、これが壊れて不調になってしまえば、当然食中毒のリスクは高まると考えられます。
次のような場合には、大事を取って料理を食べず、早急に修理相談を検討することをおすすめします。
- できあがったばかりなのに料理が温かくない、むしろ冷たい
- 途中で電源が落ちるなどがあり、料理が長時間中断していた形跡がある
- 調理中に異音がした、まぜ技ユニット(自動かき混ぜ棒)が動くはずの料理で動いていなかった
修理相談については以下、SHARP社公式ページをご覧ください。
4:そもそも食材が傷んでいた・腐っていた場合
最後は、そもそも食材が傷んでいた・腐っていた場合です。
これはもうホットクックとか関係ない話かもしれませんが、傷んだ食材で料理をすれば、いくら調理方法が正しくても食中毒はおこります。
当たり前のことですが、消費期限や保存状態をちゃんと見てから調理をするようにしましょう。いくらホットクックがハイテクとはいえ、傷んだものを復活させることまではできません。
まとめ
以上、ホットクックの食中毒リスクについてお話してみました。
ホットクックは、センサーで温度をしっかり見てくれたり、予約調理の時も食材が悪くならないように工夫してくれたりと、食中毒のリスクを減らしてくれる優秀な調理家電です。常識的な範囲で清潔に利用していれば、食中毒の心配は、ほとんどありません。
ただ、不用意に低温調理をしたり、不衛生に調理をしたりすれば、食中毒になる可能性もゼロではありません。使い方をしっかり守って、ホットクックを利用するようにしましょう!
P.S)ホットクックが欲しくなった。でも高い…という方へ
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レンティオについては、以下の記事で詳しく紹介しています。ぜひ、あわせてご覧ください。
また、他にもホットクックを安く手に入れる方法もまとめています。こちらもよろしければどうぞ。
最後までお読みいただきありがとうございました。