こんにちは、ホットクックで遊ぶたろすけさん家です。
シャープの電気自動調理鍋ヘルシオ ホットクックには、上位モデルの「proシリーズ」とエントリーモデルの「withシリーズ」の2種類があるのをご存じでしょうか。
どちらも素材本来のうまみを活かす「無水調理」や、ほったらかしで煮込み料理を作れる便利さが魅力ですが、搭載機能や価格帯が大きく違います。
そこでこの記事では、proとwithどちらも実際に利用している我が家目線で「proとwithそれぞれの特徴や主な違い」をわかりやすく整理してみました。
「ホットクックが欲しいけれどproシリーズとwithシリーズのどちらがいいんだろう…」とお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてください!
最新の機種や歴代機種の違いが知りたい方はこちらをどうぞ!


そもそも:ホットクックって何?

まずは前提として、そもそもホットクックがどんな調理家電なのかをざっくり整理しておきましょう。
ホットクックは、一言で表すなら「自動で料理をしてくれる鍋」です。
人間がやるのは、切った食材と調味料を入れてボタンを押すだけ。あとの加熱はすべてホットクックにおまかせできます。(proシリーズなら、かき混ぜも全自動で対応してくれます)
もちろん、予約調理や作った後の保温にも対応。予約については現行機種では最大15時間、保温も最大12時間まで可能です。だから、お仕事やお出かけ前にセット→帰ってきたら温め済みの料理をすぐにいただくなんてこともできてしまいます。
ホットクックって何ができるの?できないことは?と気になる方は、以下の記事もあわせてご覧ください。

ホットクックproとwithの違い(比較表まとめ)
ホットクックには、自動かき混ぜなどハイエンドな機能を備えた「proシリーズ」(KN-HWシリーズ)と、必要十分な機能に絞った「withシリーズ」(KN-MNシリーズ)の2系統が存在します。
以下、各シリーズの最新機種の基本情報を比較表でならべてみました。
詳細な違いは後述しますが、まずは概要を比べておきましょう。
![]() pro | ![]() with | |
---|---|---|
発売日 | 2024年8月22日 (KN-HW24H/16H) | 2024年11月21日 (KN-MW16H) |
サイズ | 1.0L/1.6L/2.4L | 1.6Lのみ |
カラー | 白/黒/赤 | 黒のみ |
パネル位置 | 天面 | 側面 |
重さ | 5.2kg | 3.9kg |
内蔵レシピ | 161 | 90 |
メニュー追加 | あり | なし |
かき混ぜ | あり | なし |
センサー | 温度・蒸気・負荷 | 温度・蒸気 |
予約・保温 | あり | あり |
熱板清掃 | らっクリーンコート (H型のみ) | なし |
音声ガイド | あり | なし |
価格 | 66,000円(1.6L) | 39,000円 |
なお、そもそもwithシリーズって何?はじめて聞いた…という方は、以下の記事もあわせてご覧ください。withシリーズがどういったものかを詳細にレビューしています。

ホットクックのproとwith 6つの違い
ここからは上記の比較表をもとに、詳細に違いを見ていきましょう。
違い1. ラインナップ

proとwithの違いとして、まず挙げられるのがラインナップ(バリエーション)の差です。
以下のとおり、proは色やサイズにバリエーションがあるのに対し、withは1種類しかありません。
そのぶん、withはお値段がお安くなっているとはいえ、用途や、キッチンの収納、雰囲気などにあわせたチョイスができない点は把握しておきましょう。
項目 | pro | with |
---|---|---|
カラー | 白、黒、赤 | 黒のみ |
サイズ | 1.0L/1.6L/2.4L | 1.6Lのみ |
想定価格 | 66,000円(1.6L) | 39,000円 |
ちなみに、ホットクックのサイズって何?どう選べばいいの?と悩まれる方は、以下の記事もあわせてご覧ください。

違い2. 操作パネル位置と重量

本体の操作パネル位置や重量にも差があります。
まずデザイン。proシリーズは本体の天面に操作パネルが設置されており、上からボタンを押す設計になっています。それに対し、withシリーズは本体側面(フロント)に操作パネルが設置されており、置き方によっては少しかがんで操作する必要があります。(上図)
このフロントパネルは正直「良し悪し」です。「押しづらい」「本体が動いてしまう」といったデメリットがある反面で「ふたを開けた状態でもパネルの表示が見える」といったメリットもあります。ライフスタイルにあわせて使いやすそうかを判断されると良いと思います。
また、withは従来のモデルより大幅に軽量化されているのも特徴です。
通常、1.6Lは5.2kgほどあるのですが、withはなんと3.9kg。1.6Lの容量ながら1.0Lとほぼ同一の重さまで軽くなっています。キッチンの収納問題などで、ホットクックを頻繁に動かすという方には、withの軽さはありがたいかもしれません。
項目 | pro | with |
---|---|---|
パネル位置 | 天面 | 側面 |
重さ | 5.2kg(1.6L) | 3.9kg |
違い3. 無線LAN対応と作れるレシピ数

proとwithとでは、作れる自動調理レシピ数にも大きな開きがあります。
proシリーズのKN-HW16Hでは最初から約160種類もの内蔵メニューを搭載しており、かつ無線LAN(Wi-Fi)経由でクラウド限定メニュー(ダウンロードレシピ)をどんどん追加できます。そのため、実質的に作れる自動調理メニュー数は500近くになります。

一方、withシリーズは標準の内蔵レシピ数は90種類ほどで、proより少なめ。かつ無線LANも対応していないため、クラウド限定メニューを利用することができません。
もちろん、日常的によく作る定番メニューはひと通り揃っているので、極端に不便を感じるわけではないのですが、幅広くいろいろなレシピを作っていきたい場合にはproの方がおすすめだと言えます。
ちなみに、withには無線LAN機能がないため、スマートフォンアプリ経由でホットクックを遠隔操作することもできません。外出先での調理状況の確認や、予約時間の変更など、便利な機能を活用したい場合にもwithは不向きですので注意しておきましょう。
項目 | pro | with |
---|---|---|
内蔵レシピ数 | 161(KN-HW16H) | 90 |
無線LAN | あり | なし |
クラウド限定メニューって何?という方は、以下の記事もあわせてご覧ください。

違い4. かき混ぜ機能

proシリーズ最大の目玉は、自動で食材をかき混ぜてくれる「まぜ技ユニット」。これがあることによって、完全ほったらかしで、カレーやシチュー、炒め物系のメニューも美味しく仕上げてくれます。
しかし、そんなホットクックの醍醐味とも言える「まぜ技ユニット」は、withシリーズには備わっていません。代わりに「まぜナビ」という画面表示のガイド機能にそって、手でかき混ぜることになります。画面の指示どおりに混ぜれば、美味しく仕上げることが可能ですが、ほったらかしにはできない点は留意が必要です。(加えて、必然的にオプションパーツ「もっとクック」も利用できなくなるのも注意しましょう)

なお、まぜ技ユニットが搭載されていないことで、withシリーズはproシリーズよりもセンサーの数が少なくなっています(proは「温度」「蒸気」「まぜ技ユニットの負荷」と3つのセンサーが搭載されていますが、最後の負荷センサーがwithにはない)
もちろん、withも基本的な自動制御や無水調理はしっかり行える設計になっており、十分に美味しい料理が作れます。しかし、料理の仕上がり精度ではwithはproに対していくらか落ちるところがあるのは否めないようです。(SHARP社の公式情報でも、proの方がおいしさで上回るという評価がされていました)
項目 | pro | with |
---|---|---|
かき混ぜ | あり | なし |
センサー | 温度、蒸気、負荷 | 温度、蒸気 |
まぜ技ユニットについて詳しく知りたい方は、以下の記事もあわせてどうぞ。

違い5. メンテナンス性

メンテナンス性では、H型から搭載されている改良版の熱板「らっクリーンコート」がある分、やはりproシリーズの方が優勢。withシリーズの熱板は従来と同じ銀色の熱板が採用されているため、焦げついた場合には少しお手入れの対応が必要です。(熱板のお手入れについては以下をどうぞ)

ただし、熱板以外のお手入れについては、まぜ技ユニットがない点や、つゆ受けの形が洗いやすく改良されている点などもあり、withに軍配があがります。このあたりはwithのレビュー記事で詳しく紹介していますので、以下もあわせてご覧ください。

項目 | pro | with |
---|---|---|
熱板の清掃 | らっクリーンコート(H型) | 従来の金属製 |
違い6. 音声ガイドがない

proシリーズは音声ガイドで調理の開始や終了、コツなどをアナウンスしてくれますが、withはすべてピーピーというアラーム音のみです。音声アシストが不要な方や、機械の音声が苦手という方にはむしろ使いやすいかもしれません。
ただ、proの音声ガイドは意外と聞き取りやすく、かつフレンドリーなので「パートナー感があって好き」という意見も少なくありません。ここは好みがわかれるところですね。
項目 | pro | with |
---|---|---|
音声ガイド | あり | なし |
ちなみに余談ですがproでも音声ガイドはオフにすることができます。気になる方は以下の記事もあわせてどうぞ。

proかwithか、買うならどっち?
どんな人はProにするべきか

- 用途・収納・好みにあわせてサイズや色を選びたい!
- 完全ほったらかしで料理を仕上げてほしい!
- 無線LANでレシピを追加や遠隔操作をしたい!
やはり、無線LAN経由で新しいレシピをダウンロードし、完全ほったらかしで一品仕上げられるのがホットクックの醍醐味。
自動かき混ぜ機能や無線LANによるレシピ追加など、ホットクックの利便性を最大限に手にしたい方はproシリーズがおすすめです。



どんな人はWithにするべきか

- 用途・収納・好みにあわせてサイズや色を選びたい!
- 完全ほったらかしで料理を仕上げてほしい!
- 無線LANでレシピを追加や遠隔操作をしたい!
かき混ぜくらいは自分でやるので、できるだけ価格を抑えたい。そんな方にはwithシリーズが合うかもしれません。
機能は最低限とはいえ、無水調理や低温調理にも対応。シンプルな使い方を望むのであれば、こちらでも十分に便利に活用できるかもしれません。
ただし、proと比べるとかなり制約・制限は多いです。慎重に購入を検討するようにしましょう。

どっちが向くかわからない…そんなときは
「考えたけど、どちらにしたらいいかわからない…」
そんなときには、家電レンタルのRentio(レンティオ)がおすすめです。
ホットクックはproシリーズの型落ち品で40,000円〜、新機種は55,000円〜と、買おうとするとそれなりにリスキーですが、レンタルなら月額1,000円程度から利用できます。もちろん気に入ればそのまま購入できるなど「ちょっと試してみる」には最適です。
レンティオについては、以下の記事で詳しく紹介しています。ぜひ、あわせてご覧ください。

また、他にもホットクックを安く手に入れる方法もまとめています。こちらもよろしければどうぞ。

まとめ
以上、この記事ではホットクックのproとwithの違いについて整理をしてみました。
ホットクックのproとwithは、どちらも無水調理や煮込み料理を中心に、忙しい日の食事作りをサポートしてくれる頼もしい存在。ぜひこの記事を参考に、手になじみそうなホットクックを選んでみてください。
参考になれば幸いです。
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なお、当ブログでは、購入検討者向けの情報をたくさん紹介しています。ホットクックの情報をお探しの方は、以下の記事もあわせてどうぞ。


