こんにちは、ホットクックで遊ぶたろすけさん家です。
ホットクックを使っていると、まれに「あれ…焦げ臭いかも?」と気になることがあります。
せっかく便利に使える調理家電なのに、焦げ臭いにおいがしたら不安で気になってしまいますよね。
そこで今回は、ホットクックで焦げ臭さが発生するパターン別に原因を整理しつつ、対策をまとめてみました。
参考になれば幸いです。
パターンで整理!ホットクックが焦げ臭くなる原因
まずはホットクックが焦げ臭く感じる原因をパターン別に整理します。
ざっくり分けると、次の3つがあります。
- 料理が焦げたとき
- 熱板が焦げたとき
- 本体が故障したとき(まれなケースです)
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1.料理が焦げたとき

まず1つ目が、調理中の料理が焦げたとき。
以下のとおり、加熱のしすぎや水分不足などの要因で食材が焦げてしまうのが原因です。
加熱のしすぎ
汁気の少ない料理を必要以上に加熱しすぎてしまうと、ホットクックの鍋底で食材が内鍋にはりついて、焦げやすくなります。特に煮物など糖分の多い料理を長時間加熱すると起こりがちなので注意が必要です。
水分不足
無水調理が得意なホットクックとはいえ、ある程度の水分は必要。水分不足が焦げの原因になることもあります。特に水分があまり含まれない素材の調理は要注意です。
ステンレス鍋を使用している
旧式のホットクックで使われていた銀色のステンレス鍋を使用しているのも焦げやすさの原因です。ステンレス鍋はフッ素コート鍋に比べ、食材が鍋底にくっつきやすく、汁気の少ない料理を作ると焦げたにおいが出やすい傾向があります。
内鍋のコーティングが劣化している
フッ素コート鍋も絶対に安心かというとそんなことはありません。長期間の使用でコーティングが剥がれていると、だんだんと焦げ付きやすくなってきます。また、コーティングが剥がれた箇所から錆びが進むこともあり、そこに食材がこびりつけば、やはり焦げた臭いが出てしまうことも。
2.熱板が焦げたとき

次に熱板が焦げてしまうパターンです。
熱板とは、ホットクック本体に底面についている円形の金属プレートのこと。ここに汚れやゴミがついたまま加熱をすると、焦げた臭いの原因になります。
熱板に汚れをつけたまま加熱してしまう
熱板にゴミや汚れがついた状態でホットクックを利用すると、そのゴミや汚れが熱されて、焦げ臭いにおいを発してしまいます。
パッと見ではわかりづらいですが、熱板には意外とホコリや、内フタやまぜ技ユニットから垂れた水滴汚れがついていたりします。においが出るだけでなく、加熱の効率が悪くなる恐れもあるため、定期的なお手入れが欠かせません。(詳しくは後述)
内鍋の外側がしっかり洗えていない
熱板と接する「内鍋の外側」の汚れも焦げ付きの原因になりやすいです。
内鍋は手洗いされる方が多いと思いますが「内側は丁寧に洗うけれど、外側はそこまで…」という方は要注意です。お手入れが雑だと、内鍋の側面に残った油汚れが熱板についてしまい、そこから焦げた臭いを発してしまいます。
3.ホットクック本体の故障・異常
これは非常に珍しいケースですが、ホットクック本体の故障や異常で焼けこげたにおいがするケースもあるそうです。
料理や熱板に異常がないのに、ケミカルな焦げた臭いがする場合は要警戒。内部の基板や配線焼けや、パーツの断線やショートの可能性があります。
ホットクックの焦げ臭さへの対策
では、どのようにホットクックの焦げ臭さに対応したらいいのでしょうか。
以下、原因をもとに考えられる対策を紹介します。
フッ素コート鍋を使う

ステンレス鍋を利用していて、焦げ付きに悩まれている方は、ぜひフッ素コート鍋の導入をおすすめします。
フッ素コート鍋は比べて食材が張り付きにくく、料理の焦げ対策としてはおそらくもっとも効果が高いはずです。洗い物もラクになるため、もしステンレス鍋をメインで使っているなら、検討してみると良いかと思います。
お手元の機種に適合するフッ素コート鍋は、以下の記事で確認できます。必要な際は、あわせてご覧ください。

レシピを守って調理する
次に、汁気が少ない料理を作る際は、なるべくレシピを守って調理することをおすすめします。
毎日の調理、つい目分量で適当に済ませたくもなりますが、特に汁気が少ない料理に関しては水分不足になりやすいため、レシピを忠実に守るのが無難です。「割と焦がしてしまいがち…」という方は、公式レシピやレシピ本でホットクックの「クセ」に慣れてから、アレンジの一歩を踏み出すようにすると、失敗リスクが下がりますよ。
なお、以下の記事で参考になるおすすめレシピ本を厳選して紹介しています。教科書になるような本ばかりですので、悩んだ際にぜひ参考にしてみてうださい。

材料を入れる順番を工夫する

材料を入れる順番を工夫することでも焦げ付きリスクを軽減できます。
ホットクックは構造上「内鍋の底面に直接触れるところ」が一番熱くなります。そのため、焦げやすいお肉をそこに並べてしまうと加熱しすぎの原因になってしまいます。
なので、焦げやすい食材を調理する際は、できるだけ鍋底に直接触れないよう工夫してあげましょう。具体的には、上の写真のように、まず野菜を下に敷き、その上に肉を並べるなどです。これだけでもかなりの焦げ付き予防効果が期待できますよ。
油を使う(セパレ)

オムレツやパンケーキなど、こびりつきやすいレシピをホットクックで作る際は、あらかじめ鍋底や側面に油を塗っておくと安心です。
特に、スプレー式の離型油(セパレ)を吹き付けておくと、全体にムラなく油膜を作れて焦げ付きをぐっと抑えられます。仕上がりがきれいになるうえ後片付けも楽になるので、一手間かけるだけの価値は十分にあります。
以下の記事で詳しく説明していますので、ぜひあわせてご覧ください。

内鍋・熱板を清潔に保つ

ホットクックの内鍋や熱板は、定期的に掃除して清潔を保つようにしましょう。
原因でもお伝えしたように、鍋の底と熱板に汚れや水滴が残っていると、次回の加熱時にそこが焦げ付いてしまいます。焦げを発生させないためには日常のお手入れが欠かせません。少しくらい汚れていても大丈夫かな、と思いがちですが、早めに掃除しておくと後々のトラブルを防ぎやすくなりますよ。
以下の記事では、汚れた熱板の清掃方法を紹介しています。「もう焦げてしまっている…」という方も、諦めずに、ぜひ以下の記事を参考にお手入れしてみてください。意外と綺麗になりますよ。

ちなみに、熱板でビニールをべったり溶かしてしまったのを復旧した経験談もあります。同じことをやらかしてしまった際には、こちらも思い出していただけたら嬉しいです。

異常な場合はすぐにメーカーへ相談を
本体の異常による焦げた臭いが疑われる場合は、すぐにホットクックの運転をやめ、メーカーに相談しましょう。保証期間内であれば無償修理の対象となる可能性もあります。焦げ臭いまま無理に使い続けず、早めの点検で安心を確保してくださいね。
おわりに
今回は、ホットクックが焦げ臭くなる原因と対策を紹介しました。
ホットクックの焦げ臭さの原因は、調理方法やお手入れ不足から起こるケースが大半です。
ちょっとした調理時のひと工夫と、使い終わったあとのお手入れを丁寧に行うだけでも、焦げ付きや嫌なにおいをぐっと減らせますので、ぜひ紹介した対策を取り入れてみてください。
参考になれば幸いです。
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なお、当ブログでは他にもいろいろなホットクックのお役立ち情報を発信しています。以下の記事もあわせて参考にしてみてください。


