ホットクックの公式レシピを片っ端から全部作って、忖度なしのストレートな感想を書いていく試み第4回です。
今回はメニュー番号No.16~No.20「さんまの骨までやわらか煮」「肉みそ」「黒豆」「アクアパッツァ」「いかめし」の5つをご紹介します。
詳細な材料・レシピは各メニューの末尾にあるリンクでご確認ください。
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ホットクックメニュー番号16「さんまの骨までやわらか煮」
本当に骨ごとぺろり
今回のトップバッターは「さんまの骨までやわらか煮」。
筒切りにしたサンマを、たっぷりの酒と、みりん、砂糖、お酢、醤油、そしてショウガといったオーソドックスな材料で作ります。
加熱時間はなんと150分(2時間半)!甘酒などの発酵系を除けばトップクラスの長さなのですが、それだけあって骨も背骨までしっかりやわらかい!缶詰かと思うほどのレベルで、うなぎのようにあまり骨感を気にすることなく美味しく食べられました。名前を裏切らない仕上がりです。
ただ、骨がやわらかくなるほど煮詰めるわけですから、味の方はかなり濃い目。おかずとしては「ご飯のおとも」的な位置づけで見ておくのが良さそうです。(私が酒飲みだったらご馳走だったろうなあ…)
保存もしやすく、作った翌日も美味しく食べられるので、作り置きにも向いている印象です。
さんまといえば焼き魚ですが、ホットクックを使うならコレはありだと思います。
さんまの骨までやわらか煮のレシピ詳細はこちら
さんまの骨までやわらか煮の材料(2.4L/4人分)
- さんま…4尾(1尾150g)
- 酒…100ml
- みりん…大さじ3
- 砂糖…大さじ2
- お酢…大さじ2
- しょうゆ…大さじ1
- しょうがの薄切り…20g
さんまの骨までやわらか煮の作り方
- さんまは頭・尾を切り落とし、内臓を抜いてから4cm幅の筒切りにする
- 内鍋にさんまを重ならないように並べる
- 調味料をすべて入れ、本体をホットクックにセットする
- メニュー番号で探す→No.16「さんまの骨までやわらか煮」で加熱する
ホットクックメニュー番号17「肉みそ」
色々使えて便利!だけど…
No.17は「肉みそ」です。
たっぷりの赤味噌に、鶏ひき肉とみりん、砂糖をたんまり入れて作ります。
結構煮詰めるのかな、とおもいきや、調理時間はわずか15分とすぐに作れます。
単刀直入に申し上げると、「めちゃめちゃ便利ですが、作りすぎ注意」です!
肉みそは調味料として優秀でして。白米に乗せるのはもちろん、ふろふき大根、みそ田楽、ひややっこ、もろきゅう、ラーメン、野菜炒め、パスタ、チャーハン…と、メイン・サブ問わずオールラウンドにいろんな料理とあわせることができます。
その上、冷凍保存にも適しているので、作り置いて付け合せで使っていくと、かなり活躍してくれます。
ただ、味がとっても濃いので、一度に使える量は結構少なめだったりします(使っても大さじ1とかそのくらい)。
2.4Lのホットクックでレシピ通りにつくるととんでもない量ができあがるので、持て余してしまうかもしれません(うちがそうなりました)。
しっかり使う量を計算して、適量作るようにすると大活躍してくれるレシピだと思います。オススメです。
肉みそのレシピ詳細はこちら
肉みその材料(2.4L/450g分)
- 鶏ひき肉…200g
- 赤みそ…大さじ8
- みりん…大さじ8
- 砂糖…小さじ8
肉みその作り方
- ボールなどですべての材料を混ぜ合わせておく
- 内鍋に1を入れ、ホットクック本体にセットする
- メニュー番号で探す→No.17「肉みそ」で加熱する
ホットクックメニュー番号18「黒豆」
手間対効果がバツグン!
続いては「黒豆」です。お正月のおせちでおなじみのアレですね。
前日から砂糖・醤油・塩・重曹の入った水に浸け置いた上で、3時間たっぷり加熱して仕上げます。
こちら、2.4L(4人前)だと黒豆280gに対してお砂糖を合計180g入れるレシピになっていまして。作る前は「こんなに砂糖入れて大丈夫?甘すぎない?」と不安だったのですが、いざやってみるとまったく問題なし。市販の黒豆よりも優しいくらいの上品な味に仕上がりました。
ややお豆にシワが寄ってしまったものも散見されはしましたが、おおむねツヤツヤと美しい見た目になりましたし、味も均等、食感もホクホクでとっても美味しかったです。
そして何よりほったらかしで作れてしまうことのありがたさたるや…!ホットクックの真髄を垣間見た気がします。
手間対効果を考えると、ホットクック有数の素晴らしいレシピではないかと思いました。
お正月でなくても作ってしまいそうです。
※ただし、2.4L(4人前)を作るととんでもない量ができるので、ご注意ください。作りすぎ注意です。
黒豆のレシピ詳細はこちら
黒豆の材料(2.4L/4人分)
- 黒豆(乾燥)…280g
- 水…800ml
- 砂糖…90g
- 醤油…大さじ2
- 塩…小さじ1
- 重曹…小さじ1/3
- 砂糖(後入れ分)…90g
黒豆の作り方
- 内鍋に「砂糖(後入れ分)」以外をすべて入れ、一晩付けておく
- 翌日、内鍋をホットクック本体にセットする
- メニュー番号で探す→No.18「黒豆」で加熱する
- 報知音がなったらフタをあけ、「砂糖(後入れ分)」を加えて再スタートする
ホットクックメニュー番号19「アクアパッツァ」
一度は試してほしい
次に紹介するのは「アクアパッツァ」。2.4L専用の小鯛をまるまる一尾使った、映え映えのパーティレシピです。
調理時間もわずか25分と、比較的短時間で作れます。
これ、ホットクックを持っていなければ、まず自分で作ることはなかったであろうメニューの代表格でして。
我が家では、ホットクックを手にしてからも「アクアパッツァ」というオシャレすぎる料理名に怖気づいて、なんとなく敷居高く感じてしまいがちだったのですね。
ところが、いざやってみると驚くほどカンタンで、しかも美味しい。
白ワインとミニトマトがお酢のように働いているためか、魚臭さはそこまで強くなく。爽やかな酸味とニンニクとオリーブの香りが、淡白な小鯛の身によく合います。
小鯛だから食べるところも少ないのでは…と思われるかもしれませんが、表裏両面に結構身がついているので、2人までなら満足して食べられると思います。(3人だと物足りないかも)
唯一のハードルは小鯛の内臓取りなのですが、それもスーパーの鮮魚コーナーでお願いすれば一発解決。あとはニンニク刻んで、材料を放り込むだけで、こんなにも美しく美味しい料理ができてしまうのだから儲けものです。
これはホットクックをお持ちであれば、ぜひ試してほしい逸品です。オススメ。
アクアパッツァのレシピ詳細はこちら
アクアパッツァの材料(2.4L/一尾分※2人前)
- 小鯛…1尾(400~500g)
- 塩、こしょう…各適量
- あさり…200g
- プチトマト…1パック(200g)
- にんにく(みじん切り)…1かけ分
- 白ワイン…100ml
- オリーブオイル…大さじ2
- ブラックオリーブ…適量
アクアパッツァの作り方
- 小鯛はうろこ・エラ・内臓を取って、きれいに洗って水気を切る
- 小鯛の両面に塩コショウをふる
- クッキングシートを対の幅にあわせて切り、内鍋に入れる
- 3のシートに小鯛を乗せ、残りの材料をすべて入れる
- メニュー番号で探す→No.19「アクアパッツァ」で加熱する
- 加熱後、クッキングシートの両端を持ち、内鍋から取り出し盛り付ける
ホットクックメニュー番号20「いかめし」
うちのお気に入りです
No.20は「いかめし」。
イカの胴に下味をつけたもち米を詰めて、酒・醤油・みりんで煮込んで作ります。
いかめし。スーパーや弁当屋で売られているのをよく見かけますが、まあ自分で作ろうとはあまり思わないですよね…。それが証拠に、レシピNo.20ととても若いナンバー(=初期からあるメニュー)にもかかわらず、SHARP公式発表の作ったよ件数は5200件(23年1月時点)。他の若いナンバーは軒並み数万~数十万をカウントしている中で、完全に埋もれてしまっているレシピなんですよね。。
実際に、我が家も公式レシピ行脚の企画をしていなければ、作ることはなかっただろうと思います。
…が、しかし。いざやってみて考えが完全にひっくり返りました。もっと試しておけばよかった。
一見、塩辛そうに見えますが、しっかりイカの風味を堪能できるあっさりめの味付け。イカの風味がうつったもち米も味・食感ともに絶妙でしたし、一緒に入れて煮込む足もおつまみのようで美味しくて。最後まで食べ飽きずに楽しめました。
イカの調理がハードルに思われるかもしれませんが、スーパーの鮮魚コーナーでお願いすればワタを綺麗に取ってもらえます。(心配なアニサキスチェックもばっちりやってもらえますよ)
イカの下処理さえできていれば&もち米があれば、本当にカンタンに作れますので、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。
いかめしのレシピ詳細はこちら
いかめしの材料(2.4L/2杯分)
- もち米…50g
- 酒(下味用)…小さじ1/3
- 醤油(下味用)…小さじ1/3
- いか…2杯(500g)
- 酒…大さじ4
- みりん…大さじ3
- 醤油…大さじ1
- 砂糖…大さじ1
- だし汁…300ml
いかめしの作り方
- もち米は洗い、1時間水につけておく
- いかは、内臓を抜いて水洗いする。足は、2本ずつに切り分ける。
- もち米の水気を切り、下味用の酒と醤油を混ぜて下味をつける
- いかの胴の1/3程度まで3のもち米を詰め、端を爪楊枝でとめる
- 内鍋にもち米を詰めたいかと、切り分けた足、残りの調味料を入れる
- 内鍋をホットクック本体にセットする
- メニュー番号で探す→No.20「いかめし」で加熱する
次のメニュー番号を見る(No.21~25)
次回はNo.21~25「一尾魚の煮つけ/いわしの梅煮/いわしの骨までやわらか煮/おかゆ/かぼちゃのポタージュ」をご紹介します。
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