ホットクックの公式レシピを片っ端から全部作って、忖度なしのストレートな感想を書いていく試みの第1回です。
第1回目の今回は、メニュー番号No1~No.5の「根菜の煮物ゾーン」。
肉じゃが、筑前煮、かぼちゃの煮物、里いもの煮ころがし、豚バラ大根の5つをご紹介します。
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ホットクックメニュー番号1「肉じゃが」
シンプルに美味しい
公式レシピ番号1を背負うのは、和食の定番「肉じゃが」。調理時間は35分。
じゃがいも・たまねぎ・にんじん・牛肉を、しょうゆ・酒・砂糖・みりんで味付けをする無水調理メニューです。
ホクホクのジャガイモと、こっくり甘くなったニンジンに、とろっとした玉ねぎと牛肉との旨味が絡んだオーソドックスな肉じゃがです。やや甘めですが全体的に優しめの味付けで、素材の風味も楽しめるバランスになっています。
ホットクックは根菜に強く、やわらかーく仕上げてくれる&甘みもグンと引き出してくれるのですが、その特長を味わうにはピッタリのレシピです。
ただ、玉ねぎからたっぷりと出る汁に、まぜ技ユニットによって崩されたジャガイモが一部溶けこむので、ややドロッとした質感になりがち。芋の品種にもよりますが、ツヤツヤと透き通るような仕上がりにはなりづらいので、食感や見た目を気にされる場合は「おや?」と思われるかもしれません。
また、野菜→肉→野菜→肉とミルフィーユ状に材料を入れていく手間があるので、そこも少し面倒さはあります。
とはいえシンプルに美味しいことは間違いありません。安心して作れる、オススメの鉄板です。
肉じゃがのレシピ詳細はこちら
肉じゃがの材料(2.4L/4人分)
- じゃがいも(4~6つ切り)…3個(450g)
- 玉ねぎ(くし切り)…2個(400g)
- にんじん(乱切り)…1/2 本(100g)
- 牛バラの薄切り肉(3~4cm幅)…200g
- しょうゆ…大さじ4
- 酒…大さじ3
- 砂糖…大さじ3
- みりん…大さじ2
の作り方
- 内鍋に野菜を半量入れ、牛肉の半量をほぐし乗せる
- 1の上に残りの野菜を入れ、さらに残りの牛肉をほぐし乗せる
- 調味料をすべて入れ、本体二セットする
- メニュー番号で探す → No.001「肉じゃが」 でセットする
- 加熱後、塩で味を整える
ホットクックメニュー番号2「筑前煮」
冷凍根菜と相性抜群
こちらも和食の定番。「筑前煮」です。調理時間は35分。無水メニューです。
肉じゃが同様に、根菜のポテンシャルが強く引き出される定番レシピです。
個人的には肉じゃがより美味しいと思っていて。
特にひねりのある味ではないのですが、根菜に染み込んだしっかりめの味に、ごま油とだしの香りが最高で。お箸が止まらなくなります。汁気もちょうどよく、シャバシャバもせずパサパサもせず、適度に照り感が出る最適な仕上がりでした。放置でこの完成度は嬉しい。
ちょっと材料の用意が大変なところはありますが、それも冷凍の和風根菜を使えば一発解決。
お安く済むのはもちろん、根菜の皮むきやら水にさらしたりやらの時間もまるっとカットできるのでかなり省エネになります。
凍ったままでもそのまま作れますし、材料費の節約にもなるので、冷凍根菜との組み合わせをぜひお試しください。
筑前煮のレシピ詳細はこちら
筑前煮の材料(2.4L/4人分)
- 鶏もも肉…1枚(250g)
- れんこん…100g
- ごぼう…1/2本(65g)
- 干ししいたけ(水でもどす)…4枚
- にんじん…1本(200g)
- たけのこの水煮…200g
- こんにゃく…1/2枚(125g)
- 酒…大さじ3
- しょうゆ…大さじ3
- 砂糖…大さじ2半
- ごま油…小さじ2
- 塩…適量
- だしパック…1個
筑前煮の作り方
- 肉と野菜をすべて一口大に切る。れんこんとごぼうは水にさらしてアクを抜く
- こんにゃくは塩(分量外)をふって軽くもみ、湯通ししておく
- 内鍋にだしパック、調味料を入れてから、具材を入れセットする
- メニュー番号で探す → No.002「筑前煮」でセットする
ホットクックメニュー番号3「かぼちゃの煮物」
仕上がりにムラが…
「かぼちゃの煮物」もホットクックの定番料理の1つですね。これも無水料理です。
材料はシンプルで、カボチャに酒・みりん・砂糖・醤油と塩のみ。
手順もカットしたカボチャの皮を一部削り取った上で、調味料と一緒に内鍋に放り込んでセットするだけ。わずか20分で、しっかり味を染み込ませてくれます。
無難に美味しいのですが、使うカボチャによって(?)仕上がりに差が出やすい点が引っかかります。
鮮度の良いカボチャだと、カボチャからも水分が出るためかちゃんと「煮物」になるのですが、ちょっとボケてきているカボチャだと、水分が足らず、煮汁不足になってしまいがちな印象です。(今回の写真がそうです)
たとえば煮汁が飴化して、みたらしのたれのようになってしまったり。
「煮た」というより「蒸した」ような質感になってしまったり。
「煮物なんだろうか?」なんていうふうに思いながら食べることもしばしばあります。
どうあれ美味しいは美味しいのだけど、差が気になってこの感想としました。
かぼちゃの煮物のレシピ詳細はこちら
かぼちゃの煮物の材料(2.4L/4人分)
- かぼちゃ …500g
- 酒…大さじ3
- みりん…大さじ3
- 砂糖…大さじ1.5
- しょうゆ…大さじ1/2
- 塩…少々
かぼちゃの煮物の作り方
- かぼちゃは3~4cm角に切って、ところどころ皮をけずり取っておく
- 内鍋にかぼちゃを皮目を下にして並べる ※重ならないように
- 調味料を混ぜ合わせてから全体に回しかけ、本体にセットする
- メニュー番号で探す → No.003「かぼちゃの煮物」 でセットする
ホットクックメニュー番号4「里芋の煮ころがし」
煮崩れず、綺麗にできる
みんな大好き「里いもの煮ころがし」です。
2.4Lだと、里芋700gに、砂糖・酒・みりん・醤油を各大さじ2ずつ…とかなりシンプルなレシピで覚えやすいです。
肉じゃが同様、オーソドックスな感じで、安心して美味しく食べられます。
しっかり味も行き渡らせてくれますし、煮崩れて芋がボロボロになることもほとんどなく。味も美味しく、見た目も綺麗で満足度の高いメニューだと思います。
ただ、まぜ技が優しすぎるのか、ちょっと味付けにムラがでることも。
味が濃いところとそうでもないところがあったりするので、気になる方は調理後に手でも軽くなじませて均等に味が行き渡るようにしてあげると良いかもしれません。
ちなみに、これも冷凍と相性が良いです。凍ったまま内鍋に放り込んで、調味料を入れればすぐにできあがりますよ。
里いもの煮ころがしのレシピ詳細はこちら
里いもの煮ころがしの材料(2.4L/4人分)
- 里芋…700g
- 砂糖…大さじ2
- 酒…大さじ2
- みりん…大さじ2
- しょうゆ…大さじ2
- 塩 …適量
里いもの煮ころがしの作り方
- 里いもは皮をむいて塩(分量外)でぬめりを取り、水で洗っておく
- 内鍋に下処理した里芋と調味料をすべて入れ、本体にセットする
- メニュー番号で探す → No.004「里いもの煮ころがし」 でセットする
ホットクックメニュー番号5「豚バラ大根」
少ない手間で、最高の味
個人的に和食の煮物系で激推しなのがこちらの「豚バラ大根」です。
大根と豚バラをザクザクと切って、調味料と一緒に内鍋に入れるだけ。実働3分・調理時間20分で絶品にしあがります。
20分くらいで大根に味がしみるの?と思われるかもしれませんが、心配無用。
隠し包丁など一切不要で、しっかり調味料と豚バラの油を吸い込んだ、味しみしみの大根ができあがります。
お箸もスーッと通る感じです。はじめて作ったときは、このしみしみ加減に感動をおぼえたほどでした。
ただ、味が濃く、油分もたっぷりなガッツリ系なので、好みは分かれる気もします。
単品で食べるにはちょっと塩辛いので、ご飯は必須です。
その分、白ごはん好きには間違いなくごちそうで。
晩ごはんの主菜も張れるし、丼にして簡単ランチにもできるしと、優秀なおかずになることは断言したいと思います。
大根が美味しくなる冬場に、ぜひトライしたい逸品です。
※派生レシピの「だし旨 無水 豚バラ大根」もおすすめです!(ここをクリック)
豚バラ大根のレシピ詳細はこちら
豚バラ大根の材料(2.4L/4人分)
- 大根(1cm厚のいちょう切り)…600g
- 豚バラの薄切り肉(2cm幅)…200g
- ごま油…小さじ1
- 酒…大さじ4
- しょうゆ…大さじ4
- 砂糖…大さじ4
豚バラ大根の作り方
- 内鍋に材料をすべて入れて、本体にセットする
- メニュー番号で探す → No.005「豚バラ大根」 でセットする
- 加熱後、軽くかき混ぜて味をなじませる
次のメニュー番号を見る(No.6~10)
次回はNo.6~10「八宝菜/チキンと野菜のカレー/キーマカレー/クリームシチュー/ビーフシチュー」をご紹介します。こちらからどうぞ!
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