こんにちは、たろすけです。
今回はホットクックを使って「鮭の塩焼き(焼き鮭)」を作る方法をご紹介します。
ホットクックといえば煮物に強く、焼き物に弱いイメージがありますよね。なので魚をこんがり焼くなんてあまり想像されないと思うのですが、色々と実験を重ねた結果、実はやればできることがわかりました。(しかも簡単!)
さすがにグリルのような「カリッ」とした感じは出せませんが、いい感じに焼き目もつき、ふっくら美味しく仕上がります。
「コンロやグリルの掃除がどうも面倒で…」という方には「アリ」な調理法だと思いますので、よかったらお試しください!
はじめに
ホットクックで焼き魚が作れるの?
そうなんです。実は、ホットクックでも焼き魚を作れるんです。
ホットクックで魚料理というと、もっぱら「煮付け」や「汁物」を想像される方が多いかと思います。たしかにホットクックは「鍋」ですから、得意不得意で言えばそのとおりです。ただ、やり方を工夫すれば、焼き魚もしっかり作ることができてしまうんです!
ちゃんと美味しいの?
今回ご紹介するホットクックの焼き魚レシピは、ふっくら、しっとりとした食感で美味しく食べられます。
グリルのようなカリッとした食感や、脂の乗る感じは出せませんが、「ホットクックならでは」のふっくらしっとりとした食感もまた悪くないと思います。(密封して加熱をするので、イメージ的には「蒸し焼き」に近いです。ちゃんと焦げ目もつきますよ!)

レシピ概要
材料(2~4人前)
- 塩鮭(生) 2~4切れ
所要時間
調理開始から盛り付けまでで、だいたい30~35分ほどです。ほとんどホットクックの加熱時間ですので、実働はものの数分程度です。
なお、魚の厚みや大きさによっては延長加熱が必要となり調理時間が延びる可能性があります。ご了承ください。
動画で見る
工程を動画で確認したい方は、こちらからご覧ください。
ホットクックで焼き鮭を作る手順
1.内鍋に塩鮭を並べる

まずは内鍋に魚を並べます。油は不要です。なるべく重ならないように並べてください。
※皮目はあまり気にしないでも大丈夫です
※冷凍や干物ではなく、生のものを利用してください。
2.「アクアパッツァ」キーでセット

ホットクック本体に内鍋をセットしたらフタをして、自動調理のメニュー番号No.19「アクアパッツァ」キーでセットします。カテゴリからたどる場合は、食材→魚介→魚から選んでください。
3.裏返して5分延長加熱

加熱が終わったら、シリコンのヘラなどで内鍋を傷つけないように魚をひっくり返します。そして延長で5分加熱をします。これで火を通しきって、かつ皮にも少し焼き目を付けます。
4.できあがり

裏面の加熱が終わったら加熱加減を見て、しっかり火が通っていれば完成です。簡単ですよね。もし加熱が甘そうな場合は、適宜時間をのばして調整してください。
オススメポイント
ふっくら柔らかな仕上がり

ホットクックで焼いたシャケの仕上がりはこんな感じです!焦げ目もついて、ふっくら、やわらかくて美味しいです!
ただ、冒頭でも述べたように、グリルのようなカリッとしたこんがり感はありません。魚に香ばしさを求めたい場合は、素直にグリルを使った方が良さそうです。
片付けがラク
焼き魚の最大のネックはやはり洗い物。でもホットクックなら面倒なグリルの網や庫内の油取りもせずに済むので、気軽に作れます。この点はとても嬉しいところではないでしょうか。
致命的な失敗はしづらい
グリルは加減に失敗すると炭みたいになってしまい、最悪食べられなくなってしまいますよね。ですが、ホットクックなら炭みたいになることはまずありませんので、致命的な失敗はしづらいと言えそうです。
ただ、逆に「半焼け」「生焼け」の可能性はあるので、その場合は、追加加熱するなどして対処しましょう。
おわりに
以上、ホットクックで作る「焼き鮭」(生の切り身)でした。
作られた方からも好評をいただいています。よかったらお試しください!
※第2弾として塩サバにも挑戦していますので、よろしければどうぞ

おまけ:レシピ開発の裏話
最後にちょこっとレシピ開発の裏話です。
もともとは下記のハンバーグステーキをホットクックで作ろうとしたのが始まりでした。

色々試して、ハンバーグは手動調理の「蒸す」キーで良い感じに焼けるとわかり。「これを応用したら魚も焼けそうだ」と発想が転がって焼き魚にもチャレンジすることになりました。
ただ、その「蒸す」のキーがハマらず、そうそうに振り出しに戻ってしまいました。開発は難航しましたが、ある時、ふと試したアクアパッツァキーがピタリとハマり、無事に生の切身レシピとして固まるに至りました。
本来あまり想定された使い方ではないと思いますが、発想を広げて試していけば、何でもできるものだなあと。あらためてホットクックの可能性を感じたレシピ開発なのでした。
