先日カルディを散歩していたら面白そうなスープを見つけまして。
カルディらしからぬ、”こてこて”なパッケージに興味をひかれ、衝動買いをしてしまいました。
その名も「ナニワ 肉吸いの素」。
実際に作って食べてみましたので、簡単に口コミ的に紹介していこうと思います。
カルディ「ナニワ 肉吸いの素」とは
こちらが今回ご紹介するカルディオリジナル「ナニワ 肉吸いの素」(税込189円)。
大阪名物のB級グルメ「肉吸い」を作れるスープの素で、1~2人前が2袋入っています。
肉吸い=肉のお吸い物の意味で、商品パッケージによれば「肉うどんからうどんをぬいたもの」なのだとか。
関西の一部地域で居酒屋メニューとして親しまれているようで、薄口醤油ベースの関西風のうどんつゆに、薄切りの牛肉や卵を入れて作られることが多いそうです。
この「ナニワ 肉吸いの素」は、そんな肉吸いを、(具なしではありますが)自宅で簡単に再現できるスープ調味料になっています。
「肉吸いの素」を開封&そのままお味見
袋を開けてみると、タレが2パック入っていました。
特に具材などはついておらず、純粋にスープの素のみのようです。
原液を軽くなめてみると、醤油ほどの濃さに凝縮されためんつゆ系といったところ。
味の中心はかつお感強めの魚介だしで、そこにビーフジャーキーを思わせる牛肉の香りとコクが乗ったイメージです。
なんとなく「すき焼きのタレ」みたいな味を想像していましたが、そんなことはなく。甘味に頼らない、直球の醤油系スープでした。
肉吸いを作ってみた
では、ここから実際に肉吸いを作っていきます。
今回は、SHARPのヘルシオホットクックという自動調理鍋で作っていますが、ガスコンロとお鍋で作る場合でも同じような手順で作れると思います。
パッケージ推奨の手順をさらに簡略化して作っています
材料(1~2人前)
- カルディ「肉吸いの素」 … 1袋(40ml)
- 豆腐 … 一丁を食べやすいサイズに切る
- ネギ(小口切り) … 30g
- 水 … 280ml
- 牛肉細切れ … 80~100g ※お好みで
- 生卵 … 1個 ※お好みで
・材料はパッケージ背面のものです。
・基本的には「豆腐」と「ねぎ」があればOKです。
手順1. 鍋に材料を入れる
鍋に「肉吸いの素」1袋と、水280mlを入れ、混ぜ合わせます。
そしてそこへカットした豆腐一丁を加え、火にかけます。
ホットクックでは「手動で作る→スープを作る(まぜない)→5分」で加熱してみました。
コンロ+鍋の場合は、ひと煮立ちさせる程度でOKです。
手順2. ネギをちらしてできあがり
豆腐に火が通り、しっかり温まったら、器に移し、小口切りにしたネギ30gを散らせば完成です。
とっても簡単ですね。
実食レビュー
思ったよりめんつゆ系
さて、食べてみての感想です。
基本的に味はとても良く、美味しいのは間違いないです。
牛の風味と魚介系のだしが溶け合ったつゆに、豆腐とネギの香りがベストマッチ。さながら「居酒屋の汁物」を飲んでいるような気持ちになれました。大阪グルメ感はしっかり再現されているように思います。
ただ一方で、思ったよりも魚介感が強く、想像したほどの「肉のお吸い物」感はないかな…という印象も受けました。
もちろん肉の風味は効いていますし、肉を煮たとき特有のあの「コク」もしっかり感じられます。
が、それ以上に醤油とかつおぶしの味と香りが強く、総合的に見ると「めんつゆ」カテゴリーの味わいになっています。
「肉の味」を期待しすぎていると、ちょっとイメージと違って感じるところはあるかもしれません。
味も想像以上にしっかり目
また味がかなりしっかり目だったのも意外でした。
関西のだしというと薄味のイメージがあるのですが、そのイメージの逆を行くような濃さだったと感じています。(だいぶ私の先入観が感想に影響しているかもしれません)
豆腐やうどんを食べる上ではちょうど良いのですが、汁を飲み干すには塩分が気になる程度の濃さは感じました。
もし濃さが気になる場合は、少し水を増やすか、長ネギなどと一緒に加熱するなどして水分を増やすと良さそうです。
まとめ
ということで今回はカルディで発見した「ナニワ 肉吸いの素」を実食レビューしてみました。
簡単にローカルな居酒屋メニューを作ることができて嬉しい一方で、想像以上のめんつゆ感と味の濃さがあるので、ご家庭で具材など調整しながら活用されるのが良いかなと思います。
個人的には「肉吸い」としてというより、めんつゆ的に何かの煮物などに使うと、ものすごく美味しい何かが作れるんじゃないか…という気がしています。
お手頃価格で手に入りますし、いろいろ試していこうかなと思っています。